2021年8月12日木曜日

スマホ脳の特効薬


この本は、スウェーデンの精神科医が現代のスマホに関する実情をデータを元に解説しています。答えばかりを集めた本ではなく、問いを提起しています。その中で最も関心の高い部分を抜粋しました。
(P 215、216より)
大人も子供もどのくらい、どんなふうに運動すれば、脳がちゃんと働くのだろうか。その問いの答えを探すため、イスラエルの研究者たちが5000件に上る研究結果を調べた。その中から優れた研究を100件弱選び出し、それでわかったのは、なんとあらゆる種類の運動が知能によい効果を与えるということだ。散歩、ヨガ、ランニング、筋トレ、どれも効果があった。運動によっていちばん改善されたのは、知能的な処理速度だ。運動をしていると頭の回転も速くなるというわけだ。
いちばんいいのは、6ヶ月間に最低52時間身体を動かすことだ。これは週に2時間という計算になる。
脳の観点から見ると、心拍数は上げないよりは上げた方がいい、と言っても速足で歩くだけでも驚くほど効果がある。できることをやって、心拍数が上がればなおよしということだ。

スマホ漬けにならないためにも、親子で体を動かしてみましょう!