2017年8月10日木曜日

自由開放 裏話

自由開放は、普段のレッスンの倍ほど神経を使います。
まず、遊具の選定と配置。遊具は安全でスリルがあって子どもを飽きさせない。しかも運動能力を向上させるものをどう組み合わせるかでとても悩みます。
遊具を決めたら安全マットをどう配置するか。配置ミスや数㎝のマットずれが怪我を招くので非常に神経を使います。そして、設定してからも少しでも不安があるところは、安心できるまで修正します。始まってからは、全てに目を配りながら危険箇所に優先順位をつけて動きます。衝突が起こりそうなところや、順番待ちや物の取り合いでケンカが起こりそうなところを予測しながら、瞬時に判断してさばいていきます。親御さんにとっては、高所から飛び降りたり、ぶつかりそうになったり、「無茶な危ない動き」にヒヤッとされることもあるかと思いますが、それは実は何度も繰り返しやっていることなので無謀ではないのです。
お友達や遊具とぶつかりそうにもなりますが、経験を積むと用心できるようになったり、安全な距離を計算できたり、とっさに避けることができるようになります。この能力が定数化できないのが非常に非常に残念です。
また異年齢の仲間と一緒にいることで、子どもながらに立場をわきまえて上下間のコミュニケーションも上手になっていきます。
自由開放のメリットはたくさんありますが、とにかく神経を使うことなので、いつまでできるかというのが問題です。頑張れるだけ続けたいと思います。